フィギュアスケートのエキシビションを見ていて、「あの華やかな衣装はいつ用意しているのだろう?」「振り付けは試合とは別に考えているの?」と疑問に思ったことはありませんか。
試合用プログラムとは雰囲気が大きく異なるため、特別な準備があるのではと気になりますよね。

しかし、エキシビションの裏側については意外と詳しく知られていません。
本記事では、
- フィギュアのエキシビション衣装は事前に準備しているのか
- 振り付けはどのように作られているのか
についてお伝えします。
読むことで華やかな演技の裏にある選手たちの工夫や努力が理解でき、エキシビションをより深く楽しめるようになります。
フィギュアのエキシビションの衣装は事前に準備?
エキシビションに出演できるのは上位入賞者や開催国枠、特別招待選手に限られるため、せっかく準備しても披露できない可能性すらあるのです。

しかし、選手たちはファンへの感謝を伝える場として一切の妥協を許しません。
競技で着用している衣装の制作には、多大な労力とコストがかかります。
トップ選手ともなると、
ほどかかり、リサ・マッキノン氏のような著名デザイナーに依頼することも珍しくありません。
生地を染める工程から始まり、数万個のラインストーンを手作業で付けるため、完成までに数ヶ月を要します。

アメリカのアリサ・リュウ選手は五輪の輪をイメージしたボタンをあしらうなど、デザインに深いこだわりを見せています。
競技用よりも自由度の高いエキシビジョンの衣装では、そこまで金額がかかっていないかもあしれません。
とはいえ、どの場面で使うものであれ、衣装をイチから作るとなると相応のコストも時間もかかるものです。
印象に強く残ったものとして、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪でカザフスタンのシャイドロフ選手が披露したパンダの着ぐるみ衣装がありました。
かつての「ふなっしー」を彷彿とさせ、ジャンプを跳ぶたびに会場を爆笑と驚きで包みました。
このように、競技用とは一味違う、自由で創造的な衣装こそがガラの醍醐味と言えるでしょう。
| 項目 | 目安の金額(1つあたり) | 補足事項 |
| 衣装代 | 50万円 〜 120万円 | 有名デザイナーによる特注品 |
| スケート靴 | 約20万円 | 消耗が激しく予備も必須 |
| ブレード | 約15万円 | 山一ハガネ製などの高性能品 |
振り付けはどうしてる?
競技では「得点を稼ぐための戦略的な要素」が重視されますが、エキシビションでは「観客を楽しませる芸術性」が最優先されます。
その分、振り付けの幅も広く、自由な身体表現が可能になります。
一流振付師に依頼する場合、1曲あたりの振付料は約150万円が相場と言われています。
今大会でも、日本人選手たちの振り付けは非常に豪華な布陣で話題となりました。
こうした経験豊富なスケーターが振り付けを担当することで、選手の新たな魅力が引き出されます。
イリア・マリニン選手が見せた「陸上ダンス」のようなステップや、坂本花織選手のこれまでのスケート人生を詰め込んだ感情豊かな表現は、まさに総合芸術でした。
また多くのファンが不思議に思うのが、フィギュアのガラの最後に行われる「全員での群舞(フィナーレ)」ではないでしょうか。

国籍も種目も異なる選手たちが、なぜあれほど息の合った演技ができるのでしょうか。
これについて本番直前の限られた時間で練習されるんですよ。
その結果は、トップスケーターたちの
によって成立しているといっても過言ではありません。
美しい衣装が舞う中、世界中の選手たちが笑顔でリンクを回る姿は国境を越えた絆を感じさせます。

歴史を動かした伝説の「ボレロ(トービル&ディーン)」のように、ルールを超えた芸術こそが、フィギュアスケートの真髄なのです。
フィギュアのエキシビションの衣装まとめ
選手たちが常に私たちを楽しませるために目で見て楽しい「衣装」と、心打つ「演技」を常に用意してくれています。
氷の上で見せてくれた笑顔の裏には膨大な練習量と、それを支える高度な技術があることを忘れてはいけませんね。

それらすべてが結実した瞬間に立ち会えるからこそ、私たちはフィギュアスケートを愛してやまないのでしょう。
そんな選手たちの今後の活躍を応援していきたいですね。

