毎年夏の終わりを告げる「24時間テレビ」ですが、そのフィナーレで歌われる曲といえば多くの人が「サライ」を思い浮かべるのではないでしょうか。
ただ、2025年の24時間テレビではサライがオープニングで歌われていました。
「あれ、最後にサライが流れなかった?」と感じる視聴者も多かったのではないでしょうか。

番組の伝統ともいえるサライが、なぜオープニングに歌われていたのか気になりますね。
本記事では
について考察してみました。
24時間テレビ2025サライが最後でないのはなぜ?
「24時間テレビ」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、番組の最後に流れるあの名曲「サライ」ですよね。
長い時間を共に過ごした視聴者や出演者がランナーのゴールを見守りながら歌うシーンは、夏の終わりを告げる感動的な瞬間として定着してきました。
しかし、2025年の24時間テレビは「サライ」がオープニングにも歌われて話題になりました。
時間テレビスタートです〜#志尊淳 #시손쥰 pic.twitter.com/Ys25V6ncDY
— たま (@taamasan) August 30, 2025

では、なぜそのような変化が起きているのでしょうか。
番組構成の多様化
第一の理由は番組構成の多様化です。
かつてはランナーが武道館にゴールするタイミングと「サライ」が合わさることで自然にエンディングを迎える流れでした。
しかしながら現在ではマラソンランナーが時間より早くゴールしたり、企画内容が増えたりとフィナーレのあり方が変わってきたように感じられます。
そういった点からも「サライ」の出しどころを変えて話題性を生み出そうとしているのではないでしょうか。
視聴者層の変化
第二に、視聴者層の変化があります。
放送開始当初と比べて、視聴者の年齢層やテレビとの向き合い方は大きく変化しました。
SNS世代にとっては、「サライ」よりもその年に流行したアーティストや楽曲の方が共感を呼ぶこともあります。
そのため番組側も「今年の象徴」を打ち出すために、柔軟に楽曲構成を変更しているのではと考えられます。
「サライ」の持つ意味
そして第三に、「サライ」の持つ意味の再定義です。
歌詞を改めて読み解くと「誰もが胸に抱く故郷」「果てしない大空と広い大地のその中で」というフレーズは単にゴールの瞬間を盛り上げるだけでなく、
です。
つまり「サライ」は番組の最後に必ず流す“定番曲”ではなく、その年のテーマに応じて場面を選び、より象徴的な瞬間に配置される楽曲へと変化しているともいえるでしょう。

こういった点から2025年に「サライ」を最初にも持ってきたのは、「番組が時代に合わせて変化し続けているから」という答えに行きすよね。
サライが歌われる位置が変わったとしても、その歌詞に込められた「人々の心を結ぶ」という普遍的なメッセージは決して色あせないのです。
24時間テレビの歴代エンディング曲!
番組の長い歴史の中で、その年ごとのテーマや世相を反映するように多様な楽曲が流れてきました。
例えば番組初期はまだ「サライ」が存在せず、その年に話題となった楽曲や企画に合わせた歌で締めくくられていました。

「サライ」は1992年に谷村新司さんと加山雄三さんがを制作発表して以降、象徴的なエンディング曲として定着していきました。
ただ、それ以前にもKANさんの「愛は勝つ」(1990年リリース)や谷村新司さんと加山雄三さんの「勇気のカタチ~私を変えてくれたあなたへ~」(2007年リリース)など、時代を象徴する曲が番組を締めてきたのです。
また年度によっては出演しているアイドルグループが番組テーマソングを担当し、その曲がフィナーレに使われるケースもあります。
24時間テレビのオープニングで「サライ」を歌った年は2014年と2017年にもありました。
反対に2005年の「24時間テレビ」は「サライ」ではなくSMAPの「世界に一つだけの花」を歌って本編が終了しました(サライの後に世界に一つだけの花を歌った)。…
— 魔女っ子ララルン (@Shiny_Limit) August 30, 2025
確かにSMAPの『世界に一つだけの花』は世界的な大ヒット曲であり、こうした楽曲の多様化は時代に合わせた番組作りの一環といえます。
SNS全盛の今、音楽は感動を伝えるだけでなく「シェア」され「拡散」される要素としても重要です。
新しい曲を取り入れることで、若い世代にとっても番組が身近に感じられる効果があります。
一方で、「サライ」の歌詞に込められた普遍的なメッセージは歴代のエンディング曲の中でも特別な位置を占めています。
流行や時代の空気を映す他の楽曲に対して、「サライ」は“時代を超えて歌い継がれる曲”として根付いており、いわば24時間テレビの精神的な支柱ともいえる存在です。
つまり、歴代エンディング曲を振り返ることで見えてくるのは、
という事実です。

サライは唯一無二の象徴でありながら、番組は柔軟に楽曲を変化させてきたことが分かりますね。
24時間テレビのサライまとめ
以上のことがわかりました。
「サライ」は、24時間テレビの歴史とともに歩んできた象徴的な楽曲です。
1992年に誕生して以来、ランナーのゴールを盛り上げて視聴者と出演者をひとつにする役割を担ってきました。
しかし近年は必ずしも番組の最後に流れるとは限らず、構成やテーマによって柔軟に配置されるようになっています。
今後もサライが「最後」かどうかは分かりませんが、どの位置で歌われてもその曲が持つ意味は変わらず、視聴者にとっては「夏の終わりを感じる歌」として記憶に刻まれ続けるはずです。
サライは単なるエンディング曲ではなく、24時間テレビの精神そのものを歌い上げる楽曲なんですよ。