年賀状じまいを決めたものの、後になって「あの人にだけは続けておけばよかった…」と後悔した経験はありませんか?
毎年の年賀状のやりとりは、意外にも人とのつながりを感じられる貴重な機会です。
しかし忙しさや時代の変化で一度やめてしまうと、再開のきっかけがつかめず悩む人も多いようですよ。
この記事では
- 年賀状じまい後悔する理由
- 具体的な再開方法
など、年賀状じまいをしたけれど『もう一度始めたい』と考えている方に向けてスムーズに始めるためのコツをお伝えします。
年賀状じまいは後悔する理由7選!
年賀状じまいを選ぶ人が増えている昨今ですが、その一方で「やめなければよかった」と後悔する声も少なくありません。
年賀状はただの新年の挨拶だけではなく、人との大切なつながりを感じる機会でもあります。
この記事では、年賀状じまいをしたことによる後悔の理由について詳しくお伝えしますね。
途絶えてしまったご縁に後悔
年賀状は、
となっています。
特に昔の友人や仕事の付き合いがあった人とのやりとりは、直接会うことがなくなった今でも新年の挨拶でその絆を感じられる瞬間ですよね。
年賀状じまいをした結果、そのご縁が完全に途絶えてしまったと気づいたときに大きな後悔を感じることがあります。
連絡手段がない相手と疎遠になる
現代では『LINE』や『メール』『SNS』など多くの連絡手段がありますが、年賀状のみでつながっていた相手も少なくありません。
そういった相手の場合に年賀状じまいをすると、連絡手段そのものがなくなってしまいます。
「あの人と久しぶりに話したい」と思っても、連絡先がわからないためにそれが叶わなくなることも後悔の一因です。
友人や家族の変化を感じられなくなる
年賀状には、友人やその家族の近況が書かれていることが多いものです。
特に子どもの写真付きの年賀状は、成長の様子を年ごとに知る楽しみでもありました。
しかし年賀状じまいをするとそうした情報が一切届かなくなるため、「友人の子どもたちがどうしているのか分からない」と寂しい気持ちになることがあります。
再会の機会を失う
年賀状は再会のきっかけにもなるツールです。
久しぶりにやりとりした相手から「今度飲みに行きましょう」や「こんなプロジェクトに参加しているよ」といった話を聞き、思いがけない交流が始まることもあります。
年賀状じまいをすると、そうした偶然のチャンスを逃してしまう可能性があるのです。
相手への感謝を伝える場が減る
新年の挨拶は、相手への感謝を伝える絶好の機会です。
年賀状は形式的なものでありながらも、「昨年お世話になりました」という気持ちを形にできる手段でした。
これをやめてしまうと日頃お世話になっている人々に感謝を伝えるきっかけが減り、相手に「冷たい人だ」と思われてしまうリスクもあります。
お互いを思い出す機会を失う
年賀状を受け取った際、相手の名前や写真を見て「ああ、この人どうしているかな」とふと思い出すことがあります。
その瞬間は、普段意識していなかった人間関係の大切さに気づく貴重な機会です。
しかし年賀状じまいをすると、そうした「相手を思い出す」時間が失われてしまいます。
高齢の方への配慮不足
年賀状は、特に高齢の親戚や知人にとって重要なコミュニケーション手段のひとつです。
デジタルツールに慣れていない高齢者にとって、年賀状が唯一のつながり手段である場合もあります。
年賀状じまいをすることで、
こういったところでも後悔の理由となりえます。
年賀状じまい後に再開したい場合はどうしたらいい?
「年賀状じまいをしたけれど、やっぱり再開したい」。そう感じることは決して珍しいことではありません。
一度やめてしまった後の再開には少し勇気が必要かもしれませんが、実際には再開を喜んでくれる人も多いものです。
再開はマナー違反ではない!
まず覚えておきたいのは、年賀状を再開すること自体はマナー違反にはならないということです。
一度「年賀状じまい」を宣言した場合でも、「もう一度送ろう」と思ったときには素直にその気持ちを行動に移してみましょう。
年賀状じまいを決めた背景にはそれぞれの事情があったとしても、再開には特別なルールや制限はありませんよ。
むしろ再び年賀状を送ることで相手に対する気遣いや思いやりが伝わり、かえって喜ばれることが多いのではないでしょうか。
「一度辞めたのに、また送るのは失礼では?」と思う必要はありませんよ。
再開のきっかけを素直に伝える!
年賀状を再開する際に「どうして再開しようと思ったのか」、その理由を素直に伝えると相手との距離がぐっと縮まりますよ。
具体的な例として以下のようなメッセージを加えると良いでしょう。
- 「○○さんからあなたのことを伺い、懐かしい気持ちになりお便りを書きました」
友人や共通の知人を通じて相手の近況を知った場合、このように伝えると自然です。「最近あなたの話題が出たよ」という一言があるだけで、相手も親しみを感じてくれるでしょう。 - 「年賀状をやめてみたものの、思った以上に寂しさを感じたため、近況報告も兼ねて再び送ることにしました」
率直に「寂しかった」と伝えることで、相手も「またやりとりができる」と喜んでくれるはずです。 - 「最近は直接お会いする機会も減り、お元気でいらっしゃるか気になりました」
最近では、忙しさや距離の問題で直接会う機会が減っている人も多いはず。この一言は、相手への気遣いが伝わるポイントです。
復活年賀状の書き方は?
復活年賀状はマナー違反でもなければ、相手に不快な思いをさせるものでもありません。
むしろ素直な気持ちを伝えることで、温かい交流を再開できるチャンスになりますよ。
復活年賀状を書くときのポイント
年賀状を再開する際には以下の点に気を付けると、相手に良い印象を与えることができます。
- 再開の理由を明確に伝える
「なぜまた年賀状を送ろうと思ったのか」を簡潔に伝えることで、相手も気持ちを理解しやすくなります。理由がはっきりしていると、突然送られてきた年賀状に対する戸惑いも軽減されるでしょう。 - 相手への思いやりを表現する
年賀状は新年の挨拶だけでなく、相手を気遣うメッセージを伝える場でもあります。「お元気ですか?」といった一言や、相手の近況を気にかけている旨を伝えると、より温かい印象を与えます。 - 手書きのひと言を添える
印刷だけの年賀状も便利ですが、手書きのひと言を添えると気持ちがより伝わりやすくなります。数行で良いので、自分の言葉でメッセージを記しましょう。
復活年賀状の文例
再開する年賀状には、具体的なメッセージがあると役立ちますよね。
また年賀状を再送したいと思っている方は、以下の例を参考にしてみてください。
① 久しぶりに交流を再開したい場合
「○○さんからあなたのことを聞いて懐かしい気持ちになり、筆をとりました。年賀状をやめてからは直接お話しする機会も少なくなり、少し寂しく感じておりました。今年はまた新たにご縁を深めていけたらと思い、年賀状を再開することにしました。お元気にお過ごしでしょうか?」
② 再開の理由を正直に伝えたい場合
「数年前に年賀状を控えることに決めましたが、実際にやめてみると意外にも寂しさを感じました。今年は近況報告も兼ねて、年賀状を再開することにしました。久しぶりのご連絡となりますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
③ 相手を気遣うメッセージを添えたい場合
「直接お会いする機会も減り、お元気にされているか気になっておりました。今年は久しぶりに年賀状をお送りすることで、少しでもつながりを感じていただければと思いました。寒い日が続きますが、どうぞお体を大切になさってください。」
復活年賀状を送る際の注意点
復活年賀状を送る際には、いくつか注意すべきポイントがありますよ。
- 相手を気遣う言葉を忘れない
再開の理由を伝えるだけでなく、相手の健康や幸せを祈る言葉を添えるとより丁寧な印象を与えます。 - 無理に言い訳をしない
「なぜやめたのか」について詳しく説明する必要はありません。簡単に触れる程度で十分です。「寂しくなった」「またつながりを持ちたくなった」といった前向きな理由を中心に書きましょう。 - 相手の状況を考える
年賀状を受け取る相手が高齢の方や、忙しい時期を迎えている可能性も考慮しましょう。簡潔で心のこもった内容にまとめることで、負担を感じさせずに受け取ってもらえます。
復活年賀状を送るタイミング
再開した年賀状を送るタイミングにも、少し配慮が求められますよ。
- 1月1日を目指して送る
年賀状は新年の始まりを祝うものです。できるだけ元日に届くように準備しましょう。遅れてしまった場合でも、松の内(1月7日頃)までは年賀状として問題ありません。 - 再開を考える年が節目の場合
結婚・出産・転職・引っ越しなどのライフイベントがあった年は、年賀状再開のタイミングとしても自然です。また、相手にとって特別な年である場合にも、「お祝い」を兼ねて送ることで自然な形になります。
年賀状じまいまとめ
- 途絶えてしまったご縁に対して悔やむことが多い
- 年賀状を再開することはマナー違反にはならない
以上のことがわかりました。
年賀状じまいを決めるとき、単に「面倒だから」といった理由だけで決めてしまうと後悔することも多いようですね。
年賀状には人間関係を豊かにする役割があることを改めて考えると、じまいするかどうかの判断基準が変わるかもしれません。
また、もし年賀状じまいをして後悔している場合でも再開するのは決して遅くありませんよ。
シンプルな挨拶文だけでも年賀状を送ることで相手とのつながりを取り戻すことができますので、この記事を参考に一度立ち止まって年賀状の意味を見直して後悔しない選択をしてみてはいかがでしょうか。