ドラフトで注目されながらも指名漏れとなった箱山遥人選手に多くのファンや関係者が驚いたことでしょう。
では、彼のその後の進路はどうなるのでしょうか?
ドラフトに漏れた選手はそのまま野球を諦めてしまうのか、それとも再びプロの舞台を目指す道は残されているのか気になりますよね。
この記事では、
- 箱山遥人|指名漏れ後にどのような進路を選ぶのか
- 再挑戦で成功した選手
の具体例を紹介します。
箱山遥人|指名漏れしたその後の進路はどうなる?
箱山遥人選手は高校通算35本塁打を記録し、今春のセンバツでは4番打者としてチームの優勝に大きく貢献した実力派選手です。
また2024年夏のU18アジア選手権では日本代表に選ばれ、副将としてチームを引っ張るリーダーシップも発揮しました。
そんな箱山選手にもドラフト会議での指名は届かずにプロ入りの夢は一度遠のいた形となりましたが、ここで諦めるにはもったいないほどの才能とポテンシャルを持っているんですよ。
では彼がどのような未来へ進んでいくのか予想していきたいと思います。
独立リーグという選択肢
プロ野球のドラフト指名に漏れた選手が選ぶ進路として独立リーグがあります。
日本国内には四国アイランドリーグやBCリーグなど、多くの独立リーグが存在します。
そしてここでの活躍が再びプロ球団の目に留まり、後にプロ入りを果たすケースも少なくありません。
箱山選手のようにすでに実績を持つ選手であれば、独立リーグで結果を出して次のドラフトで再挑戦することが十分に考えられますよね。
社会人野球という選択肢
社会人野球も有力な進路の一つです。
社会人チームではより高いレベルの競技環境でプレーし続けながら、企業に所属し仕事をしながら野球に打ち込むことが可能です。
社会人野球からプロへと再びチャレンジする選手も多く、成功例としては広島東洋カープの菊池涼介選手や、阪神タイガースの藤浪晋太郎選手などがいます。
箱山選手も社会人野球を通じてさらなる成長を目指す可能性があるでしょう。
大学進学という再挑戦の道
もう一つの選択肢として、大学に進学する道もあります。
大学進学のメリットは4年間の間にさらなる技術向上を目指し、将来のプロ入りを目指せる点です。
高校を卒業してすぐにプロに入らなかった選手が大学で経験を積み、その後プロ入りを果たすケースは数多くあります。
特に箱山選手のようにリーダーシップを発揮できる選手であれば、大学チームでも主軸となりさらなる成長が期待できるでしょう。
また大学に進学することで野球以外のキャリアについても考える時間が得られるという点もメリットではないでしょうか。
そのため箱山選手が将来的にプロで成功するだけでなく、もしプロになれなかった場合でも別の道で活躍する準備を進められるという点でも有利です。
箱山選手のリーダーシップや人間性を考えると、大学進学も大いに価値ある選択肢ですよね。
現在、箱山選手は青柳監督や家族とともに今後の進路について話し合いを重ねているようです。
これは彼自身が単なる野球選手としての成績だけでなく、将来のキャリアについても真剣に考えていることを示しているでしょう。
プロ入りを目指す選手にとって、家族や監督と密に話し合うことは大切なステップです。
箱山選手がどの進路を選ぶにしても、しっかりとしたサポート体制のもとで次のステップに進むことが期待されますね。
指名漏れからの再挑戦の成功例は?
そういった選手たちの存在がドラフト会議に新たなドラマを加えているんですよ。
度会隆輝
2023年のドラフトでようやく歓喜を味わった度会隆輝選手(ENEOS)もその1人です。
彼は高校時代からプロへの強い意志を持ち、横浜高校の主軸として数々の実績を積み上げてきました。
そしてプロ志望届を提出してドラフト会議に挑んだのですが、その当時は指名がなかったために高校卒業後は社会人野球の強豪・ENEOSに進むことを決断しました。
ここでの3年間が、彼にとって再挑戦に向けた準備期間となりました。
ENEOSに入社後、度会選手は都市対抗野球や日本選手権といった社会人野球の大舞台でその実力を発揮しました。
特に2022年の都市対抗では
の三冠を受賞し、ENEOSの優勝に大きく貢献しました。
度会選手の圧倒的な活躍は各プロ球団にとっても注目の的となり、社会人での成績がドラフト評価を大きく押し上げたんですよ。
そして2023年には
の3球団が度会選手の獲得に名乗りを上げるという嬉しい結果となりました。
競合の末にDeNAが交渉権を引き当ててようやくプロの舞台に進むことが決まりましたが、3年間の社会人での挑戦と成長が実を結んだ良い成功例ではないでしょうか。
栗林良吏
広島カープで守護神として活躍している栗林良吏投手もその一人です。
栗林投手は大学時代にドラフト指名を逃しましたが、卒業後はトヨタ自動車に進んで社会人野球で実績を積みました。
そして2020年のドラフトで1位指名を受けました。
プロ入り後すぐに活躍を見せ、新人王やオールスター選出といった輝かしい実績を収めています。
彼の成長の背景には、社会人野球で磨いた技術やメンタルの強さがあるとされています。
石川歩
千葉ロッテマリーンズの石川歩投手も社会人野球での経験を経て再びドラフトに挑み、プロ入りを果たした例です。
彼は2012年のドラフトで指名を逃しましたが、東京ガスでプレーしてその翌年にロッテからドラフト1位で指名を受けました。
指名漏れという挫折を味わいながらも、自身の成長に努め、プロ入り後は最優秀防御率や新人王を獲得し、チームの主力として活躍しています。
これらの選手に共通しているのは、
という点です。
社会人野球での厳しい環境に身を置くことが彼らの成長を促し、プロ入り後の安定した成績に繋がっているのでしょうね。
こういった例から箱山選手に関しても、もう一度プロを目指して動き始めるのではないかと思われますよ。
箱山遥人|指名漏れ後の進路まとめ
以上のことを結論としてお伝えします。
ドラフト会議での指名漏れは選手にとって大きな挫折かもしれませんが…それが終わりを意味するわけではなく、箱山遥人選手の才能や実績は疑いの余地がありません。
気持ちさえ折れなければ、再びプロへの道を目指すチャンスは確実に残されています。
社会人野球や独立リーグなど実力を再び証明する場は多く存在し、その中で成長し続ければ次のドラフトで注目される可能性も十分にありますよ。
過去の成功例が示す通り指名漏れを経験した選手がプロで活躍することは珍しいことではなく、夢を諦めずに挑戦し続けることが未来の成功への鍵となるでしょう。